柄の作成

 写真製版を始めたのは、デジカメで撮った写真をパソコンで処理して作った柄を製版できることです。絵が描けるなら、ニス原紙製版を続けていたかもしれません。

 フリーソフトながら高性能な GIMP を使っています。 GIMP で、柄を作成した経験を紹介します。

 

 デジカメで撮った写真の陰影が非常に大事です。できるだけ多くの枚数写真を撮り、加工しやすい写真を選択します。

 

  パソコンで柄を作成する場合、ベタ柄にはあまり気をかけなくても良いのですが、網点、点描、細線などの細かい表現をする柄はシルクスクリーンでどこまで表現できるか、予め確認を取っておく必要があります。

 

 デジカメでも高性能になり、高解像度の写真を撮ることができます。パソコンで、細かい柄を作ることができます。しかし、その細かいところまでシルクスクリーンでプリントできるとは限りません。

 

 第一に、プリンターの問題です。例えば、1840 x 3264 ピクセルの画像を縮小せず、私の A4 プリンターで1枚に出力すると 25 % に縮小されます。後述する分割製版で、4分割すると 80 - 100 % で出力できます。

 

 第二に、製版の問題です。細かいところまでプリントアウト出来たとします。しかし、使用する紗のメッシュからくる制限、露光時の喰われによる制限があります。

 

 第三に、プリント時の色糊(インク)のブリードによる制限と、素材による制限です。紙に顔料でプリントする場合は、ほとんど影響がなく、T シャツに反応染料でプリントする場合が、一番影響するでしょう。

 

 私もまだ充分に理解できていません。

パソコンで作成した画像、プリントアウトした原稿、プリント上がりを見比べて経験を積んでいくのがベストではないかと感じています。